大手家電量販店「ヨドバシカメラ」の新型コロナウイルスへの対応をめぐり、同社の従業員を名乗るツイッターアカウントが、内情を晒(さら)す動きが相次いでいる。
多くは労働環境の是正を求める声で、「感染者の公表を隠していた」との憶測も拡散している。一方、広報は取材に対し、一部の情報を否定した。
「社員悲鳴 ヨドバシカメラ時短せず」
「もう限界です...」「社員や販売員は恐怖の中働いてます」「コロナ感染の方が出たってお話。事実です」――。緊急事態宣言の発令以降、ヨドバシカメラの従業員や関係者を名乗る複数のツイッターユーザーから、こうした声が続出している。
接客業で感染リスクが高いにもかかわらず十分な対策を講じていないとの批判や、横浜店(神奈川県横浜市)で発生した従業員の感染を意図的に隠していたのではないか――との憶測だ。
ツイッターのまとめサイト「togetter」では、
「社員悲鳴 ヨドバシカメラ時短せず マスク着用も禁止指示か コロナ感染の情報も」(4月8日作成)
「ヨドバシカメラ横浜店 コロナ感染者発覚からその後の対応に疑問の声」(10日作成)
とのまとめが作られ、あわせて約28万ページビュー(10日現在)を集めている。
内情を明かす複数のアカウントに、入館証などヨドバシカメラに従事することがわかる資料を提出してもらった上で詳細を聞いた。