都知事の権限は「社長かと思ったら中間管理職」 小池百合子氏、緊急事態宣言の心境吐露

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「綱引きでブレブレ」「スピード感削ぐ対立」...

   「宣言」の元となる改正新型インフルエンザ対策特別措置法(新型コロナ対策の特措法)では、対象区域の知事が「多数の者が利用する施設の使用制限を要請できる」と定めている。メディアでもたとえば、「緊急事態、知事に強い権限 特措法、外出自粛や土地収用―新型コロナ」(時事通信、3月28日)といった記事も出るほどの位置付けだった。

   一方で、政府は4月7日、新型コロナ対策の「基本的対処方針」を改定し、店舗などの使用制限要請は、都道府県側と国が協議の上で決めるとしていた。

   ここ数日間の「都VS国」の争いについては、「『早く決めて』国と都の綱引きで休業要請がブレブレ...時間との戦いなのに現場は混乱」(FNN<フジテレビ系>、9日)、「スピード感削ぐ国・都の対立 休業要請で溝、(以下略)」(時事通信、10日)といった批判的な見方を示した記事が相次いでいた。

   改定「基本的対処方針」には、「こうした対策を国民一丸となって実施することができれば、(略)感染を収束の方向に向かわせることが可能である」と指摘している。都と国は一丸となって対策に当たることはできるのか。10日の朝日新聞夕刊1面(東京最終版)では、「(国と都が)お互いに一致できたことは本当によかった」と述べた安倍晋三首相のコメントを紹介しつつ、見出しの一部に「官邸幹部『知事に押し切られた』」とうたって報じていた。

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