歌手の浜崎あゆみさん(41)が、自身デビュー22周年となる2020年4月8日に「TikTok」デビューを果たしたことがネット上で話題だ。
浜崎さんは前日の7日、TikTokデビューをツイッターで予告。「明日をお楽しみに!!」との文言に加え、浜崎さん自身が躍る予告動画を掲載していた。そして、8日に公開されたのは、2008年に発売されたアルバム「GUILTY」に収録されている人気曲「MY ALL」の振り付け動画だった。
「フルで聴きたいな」
同曲は浜崎さんのコンサートでたびたび演奏される楽曲で、サビの部分には振りがついており、サビが流れている最中には観客が楽曲に合わせて踊ることで知られる。今回浜崎さんが公開したのはその振りを本人が躍って伝える動画であり、振りをまだ知らない人にとっては新たに振りを覚えることができ、すでに振りを知っている人には復習用に使えるものだ。ただ、驚くべきは、今回アップされた「MY ALL」の動画はもう1つバージョンがあり、それは何と、同曲の中国語版なのである。
動画を再生してみると、歌っているのは浜崎さんではないものの、同曲の中国語版が流れる中、浜崎さんが振りを披露しているというもの。同曲の中国語版が公開されているとあって、ネット上ではツイッター上を中心に「てか中国語verのあゆちゃん可愛すぎじゃない?」といった声が続々。「MY ALLの中国語バージョンフルで聴きたいな」と、フルバージョンの公開を希望する声も上がっている。
過去に「香港、上海、台北の3都市」ツアー
浜崎さんの楽曲の中国語版という意表を突いた動画が公開されたためか、ネット上には他にも驚きの声が続々。ただ、浜崎さんと中国語の「因縁」は決して浅いものではないのだ。
今から13年前となる2007年。浜崎さんは、自身初となるアジアツアーを敢行。香港、上海、台北の3都市で行われるという大規模なものだった。さらに、翌年には再び同3都市でアジアツアーが行われるなど、2007年と08年は浜崎さんの中華圏進出が際立った2カ年となったのだ。その中でも特筆すべきなのは、08年のアジアツアーの台北公演で、浜崎さんは同公演で自身の楽曲「Who...」についてサビを中国語で披露し、会場内は大歓声に包まれ、現地のファンを熱狂させたのだ。翻って、20年の浜崎さんが繰り出した「MY ALL」の中国語版だが、浜崎さんがかつてアジアツアーを行っていたことを振り返ると、浜崎さんが再び中華圏での活動に意欲を見せている兆候にも見えてしまうのは気のせいだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)