「ケアする人はウイルスに感染しないように気を付けることが一番」
シャンプー後も、ペットはウイルスを保有している可能性があるため、衛生状態の保持が必要。「14日間は隔離が望ましいでしょう」とし、隔離場所は次亜塩素酸ナトリウム液(0.05%)などで消毒する。なお猫の場合、シャンプー前に爪を切り、エリザベスカラー(首につける円錐台状の保護具)を装着するよう勧めている。
都獣医師会業務執行理事で中川動物病院院長の中川清志氏は8日、J-CASTニュースの取材に、飼い主感染時のペットのケアについて心がけるべき点をこう述べる。
「飼い主は他の人やペットに濃厚接触しないように注意してください。ケアする人はウイルスに感染しないように気を付けることが一番です。しかし、対象のペットを必要以上に過酷な管理環境に置くなど、動物の福祉を守られないような管理にならないよう気をつけなくてはならないと思います」
同会では3月28日まで、更新を重ねながら「飼い主さんに向けて(新型コロナウイルスQ&A)」を公表し、情報提供してきた。これと今回の資料「」との違いについて、中川氏は「『知っておきたいこと(Ver.1)』はペットの取り扱い方に特化して作成したもので、『飼い主さんに向けて(新型コロナウイルスQ&A)』はペットとCOVID-19の関係について総じて説明したものです」としている。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)