「布マスク」シンガポールでも配布 日本では批判の嵐だが...方針転換の理由は?

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「マスクがあろうとなかろうと...」

   4月5日にチャンネル・ニュース・アジア(CNA)が「もう、政府の再利用可能マスクは受け取りましたか?」とツイートし、受け取ったマスクの写真を掲載している。そこには、「3層布マスク 再利用可能」の文字。同じものが現地のフリマサイト「カルーセル」で、1枚10.5シンガポールドル(約800円)で売られていた。特設サイトには

「マスクはランダムに渡される。マスクは様々なところから供給を受けており、デザインや素材は異なる。しかし、あるマスクが他よりも優れている、ということはなく、それぞれが基本的な保護機能を果たすことができる」

とも説明されており、種類にはばらつきがあるようだ。「再利用可能マスクはどの程度使えるのか」という質問には「すり切れない限り利用可能だ」とも説明している。

   リー首相の演説では、

「マスクがあろうとなかろうと、手洗いと、他の人との安全な距離を保つことは必要だ」

と強調しており、必ずしもマスクを着けることの優先順位は高くない。

   日本の厚生労働省のまとめによると、シンガポールでは4月5日時点で1189人の感染を確認。そのうち5人が死亡している。シンガポールの人口は約564万人で、人口あたりの感染者数は日本の8倍程度だ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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