校庭での入学式も
新学期からの学校再開や入学式、始業式への対応は自治体ごとに様々だ。たとえば東京都(教育委員会)は4月1日、6日から予定していた都立高校などの再開時期を見直し、5月6日までの休校を決め、小中学校を設置する区市町村にも同様の対応を強く要請した。入学式や始業式については、感染防止策を徹底した上で規模を縮小して行う方針も示していた。
6日に首都圏の小学校などで行われた入学式の模様は、各メディアが報じており、屋外の校庭で行ったり、在校生の参加は見送った上で新入生の席の間隔を広くとって実施したりしていた。
一方で、4月上旬に予定していた学校再開の方針を変更する自治体も相次いでいる(都道府県立学校と区市町村の小中学校の関係は、上記東京都の例を参照)。千葉県は4月5日、「4月いっぱい休校」と発表。6日には、愛知県や兵庫県でも「4月19日まで」休校延長とする新方針を公表した。今後の状況によっては、他の自治体でも一旦は学校を再開したものの、あらためて休校に入る動きが出てくる可能性もある。