2015年ドラ1桜井は昨年ようやくプロ初白星
ここ最近の巨人のドラ1投手をみると、2018年のドラ1高橋優貴投手(23)は昨シーズン先発ローテーション入りし、即戦力として5勝をマーク。2017年ドラ1鍬原拓也投手(24)はプロ1勝にとどまっているものの、オープン戦で好投を見せ一躍、今シーズンの先発ローテーション候補に躍り出た。
即戦力として期待された2015年ドラ1の桜井俊貴投手(26)はプロ入り後、3年間は結果を残せなかった。昨シーズンは中継ぎとして開幕1軍入りを果たし、5月にはプロ初勝利をマーク。6月から先発として起用されるようになると闘志を全面に押し出す投球でローテーションの一角として活躍し、8勝6敗でシーズンを終えた。
ルーキーイヤーで5勝を挙げた高橋は、一定の評価を受けるものの、鍬原、桜井に関してはドラ1としての物足りなさは否めないだろう。実際、2012年のドラ1菅野智之投手(30)はルーキーイヤーに13勝をマークしている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、高校、大学、社会人の公式戦が軒並み中止となっている。スカウトが試合を視察する機会が激減し、スカウトの手腕が問われるシーズンだけに...。