松竹芸能を退社したお笑いコンビ「TKO」の木下隆行さん(48)が、2020年4月1日にYouTubeに開設したアカウント「木下プロダクション」で公開した動画がネット上で話題だ。
動画冒頭、木下さんは「この度は、パワハラ騒動の件で、ご迷惑をかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。木下さんについては昨年から、後輩芸人にパワハラをしていたと報じられることがあり、それに対して釈明した形となっている。
その後、動画では、「これからは心を入れ替えて頑張ります」としつつ、YouTubeアカウントを開設した理由に言及。「やはり僕はお笑い芸人で、お笑いが好きで、僕が面白いと思っていることの形を発信できるのが、このYouTubeだと思いました」と説明しつつ、「本気で、手を抜くことなく、しっかりとお笑いと向き合い、また、皆様の信頼を取り戻せるように、YouTubeで頑張ります」と決意を述べている。
「YouTubeの使い方を間違えてる。消えろ」
パワハラ報道に触れつつ、当面はYouTuberとして活動することを表明した木下さん。終始、殊勝な態度で謝罪と新たな決意を述べた木下さんだが、寄せられているコメントは辛辣なものが多い。
あるアカウントは、「とりあえず後輩にお金返せよ」と、パワハラ疑惑は解決していないと木下さんを非難。また、別のアカウントは「YouTubeの使い方を間違えてる。消えろ」と、YouTuberデビューなどまかりならんと厳しく叱責している。
芸能人のYouTuberデビューが相次ぐ中、不祥事発生の後に謝罪しつつYouTuberデビューを果たした、木下さんと「同型」のデビューと言える宮迫博之さん(50)がアカウントを開設した際には、開設を支持するファンとそれに反対するアンチからの賛否両論が激突していたのを考えると、木下さんにとっては大荒れの中の船出になってしまったと言えるだろう。
なお、同動画につけられた「高評価・低評価」の欄を見てみると、2日19時15分時点で、高評価187件に対し、低評価は何と5000件。実に、ユーザーの96.4%が低評価を下しているわけであり、高評価はわずか3.6%。言い換えれば、「支持率3.6%」という状況であり、木下さんにとってのデビュー戦は、まさしく、テクニカルノックアウトといった状況だ。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)