どうなる「夏の甲子園」 東京、大阪の休校延長で地方大会に打撃

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   今夏の第102回全国高校野球選手権大会(2020年8月10日開幕・甲子園球場)の地方予選が開催の危機にある。大阪府の吉村洋文知事は4月2日、府立学校の休校期間を5月6日まで延長することを決定した。4月1日には東京都教育委員会が都立高校などの休校期間の延長を決定。これにより、7月上旬に予定される東京、大阪の地方大会開催が危ぶまれる状況となった。

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春季大会は相次いで中止へ

   夏の地方大会は、北海道が6月下旬に支部予選がスタートする。全国的には7月上旬から甲子園の切符をかけた戦いが始まり、8月上旬までトーナメントは続く。東京は6月20日に組み合わせ抽選会、7月4日に東京都大会の開幕を予定しており、大阪は7月11日に開幕する予定だ。

   地方大会の「前哨戦」ともいえる春季大会が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国的に大会の中止が相次いでいる。大会を開催するにあたって選手、関係者、選手の家族らの安全確保や、使用する球場施設の消毒作業にかかる人件費及び物資の確保など多くの問題を抱えており、これらを解決する時間がなかったとみられる。

   夏の地方大会も引き続きこれらの問題を抱え、東京、大阪ではさらに休校延長が重くのしかかる。政府は3月2日から全国の小中高校、特別支援学校を臨時休校するよう要請。この間、多くの公立高校が部活動を制限され、ほとんどの野球部の部員はグランドを使用して練習が出来ない状況におり、東京、大阪の公立校球児は5月6日まで自粛を強いられる。

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