新型コロナウイルスの影響により、任天堂(本社:京都市)は中国で生産するゲーム機「Nintendo Switch」(以下、スイッチ)の生産・出荷について「遅延が避けられない見通し」だと2020年2月6日に発表していた。
発表から2ヶ月が経とうとする中、通販サイトではスイッチと携帯専用機「Nintendo Switch Lite」(以下、ライト)の「品切れ」が相次いでいる。
メルカリでは高額転売も
20年4月2日16時現在、任天堂の公式オンラインストア「マイニンテンドーストア」の販売状況を確認すると、スイッチとライトはいずれも「品切れ」になっている。
またヨドバシカメラの通販サイト「ヨドバシ.com」内の「Nintendo Switchストア」やビックカメラの「ビックカメラ.com」でもスイッチ、ライトいずれも購入不可能に。ブックオフの通販サイト「ブックオフオンライン」ではスイッチ、ライトの中古品がいずれも「在庫がありません」と表示される。
ヨドバシカメラの広報担当者が1日、J-CASTニュースに答えたところによれば、スイッチは任天堂が生産・出荷の遅延見通しを発表した20年2月前後から慢性的な品薄状態に。その後、品薄のスイッチの代替品としてライトが売れ行きを伸ばしていったと語る。現在はいずれも入荷自体はしているが、すぐに売り切れてしまう状況だという。
一方、フリマアプリ「メルカリ」を見ると、スイッチは希望小売価格3万2798円のところ4万円〜5万円台、ライトは希望小売価格2万1978円(いずれも税込)のところ3万円台〜と、かなり高値で販売されている例が目立つ。
ツイッター上では「スイッチも、スイッチライトも売ってない」「正規のお値段で正規の店舗で買わせてくれ」と品薄を嘆く声が連日聞かれている。