「休業しろと言われた方が楽ですよ」 バー店長「名指し自粛」への不満...都知事要請に分かれる対応

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「補償していただきたいけれど...難しいでしょうね」

   この署名活動では、クラブやライブハウスなどは、イベントや外出の自粛要請で経営の危機に瀕しているとして、営業をストップするためにも、施設の維持費、従業員の給与なども含めた政府の助成を求めている。

   賛同人には、ミュージシャンの坂本龍一さん(68)、女優の水原希子さん(29)らも名を連ねており、3月31日までに30万件超の署名が集まったという。ラッパーのZeebraさん(48)はこの日、知事発言に一定の業種への忖度があるのは納得できないとして、署名に参加したとツイッターで明かした。

   一方で、知事発言を受けて、臨時休業をすると明かす店のツイートも相次いでいる。

   小池知事が自粛を要請した4月12日までの期間とする店も多く、「大切なお客様から一人の感染者も出したくなく、苦汁の決断を致しました」などと説明していた。とはいえ、「この決断でお店を潰してしまうかもしれません。先が全く見えません」と苦しい胸の内を明かす店もあった。

   また、営業を続ける店でも、都民はみな苦しい状況であることから、補償に頼らずに自力で打開していこうという動きも見られる。

   東京・高円寺のあるバーは、取材にこう漏らした。

「補償していただきたいけれど、飲食店はいっぱいありますので、難しいでしょうね。自粛要請で来店者がこのまま減っていけば、5月にも閉店になるでしょう。この状況で飲みに来てと無責任なことは言えませんが、店を閉じることにならないように、自分でできることはやっていきたいと思っています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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