1010(東京都新宿区)は、ビデオ通話による飲み会ツール「たくのむ」を2020年3月28日にリリースした。
離れた場所に居る利用者同士の飲み会での利用を想定したビデオ通話ツールで、ブラウザからアクセスすることで、ビデオ通話ルームとそのURLを作成でき、URLにアクセスすることで参加できる。パソコンとスマートフォンに対応している。
テレワーク推奨の流れが続く中、LINEやオンライン会議ツール「Zoom」などによるビデオ通話の利用が拡大。これらを活用した「オンライン飲み会」も、メディアで取り上げられるなど注目を集めているが、「たくのむ」はこうした用途に特化したサービスをうたう。
代表取締役の清瀬史氏によると、LINEやZoomと違った強みは「リンク共有さえしてしまえばビデオ通話を開始できる」点で、ログインやインストールの必要がなく、無料で時間制限も存在しないという。
また他の強みとして、4月上旬までを目処に飲み会に特化した機能を用意する予定で、飲み会に区切りをつけるタイマー機能や、飲食店と提携しての出前機能、飲み会中に自動で撮影された写真を閲覧できるアルバム機能などを開発しているとしている。利用可能人数は1ルーム4人で、「12人まで拡大しようとしています」とコメントしている。
新型コロナウイルスの流行により、家族に感染をさせてしまうリスクを考え、地元に帰省できなくなったという清瀬氏は、「外出しなくても生活を楽しめて外出によるまん延のリスクを低下させたい、そのための普遍的な仕組みを世に送り出したい」との思いから開発をしたという。また、他には飲食店への支援を行っていきたいとしており、出前機能のほか、個人経営店のオーナー向けに、オンラインバー・オンラインスナックという場を提供していくという。