テレビ出演者も「距離」 「さらに昨日より...」番組で比較してみた

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「手を真横に延ばしても届かない距離」「相手の肩に届く程度」...

   こうした動きは民放にも。30日放送の情報番組をいくつか確認すると、「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)の冒頭付近で、羽鳥アナが「(コメンテーター)お三方、ちょっと間とってるんですけど」と、3人の座る位置が普段より互いに離れていることを紹介し、「新型コロナウイルスの感染を防止するために一定の距離を保つのが大切ですから、今日から...」と説明した。隣のコメンテーターとの距離は、片方が手を真横に伸ばしても届かず、腕1.5本分程度の距離だった。先週金曜(27日)放送を見ると、手を伸ばせば隣の人の肩を触ることができる程だった。

   また「ひるおび!」(TBS系)冒頭あいさつでは、MCでタレントの恵俊彰氏が「今週から我々も人との距離ということを意識して、番組をお伝えすることになりました」と話した。先週27日放送では、隣の出演者とは「脇に垂らした腕の横幅1本分」程度しか離れていない近距離だったが、この日は手を伸ばせば相手の肩を触ることができそうな程度には距離をとっていた。

   「人と人との距離」については、最近の国内では、安倍晋三首相の28日会見や小池都知事の25・30日会見などで、「3つの密」(換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話や発声をする密接場面)を避けるよう要請を行っており、厚労省などは3条件がそろうと「クラスター(集団)発生のリスクが高い」と指摘している。

   また海外では、たとえば「(英政府は)外出の際は、他の人から2メートル以上距離を置く行動を呼びかけてきた」(BBCニュース日本語ウェブ版、3月24日)といった動きや、米ニューヨーク州でもクオモ知事が20日(現地時間)の会見で、「住民には(略)や、他人のいる空間では6フィート(183センチメートル)の距離をとることを強く求めた」(日本経済新聞ウェブ版21日)ことが知られている。

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