トランプ氏「WHOは中国に肩入れしている」
アイルワード氏の言動は、台湾内外で物議をかもしている。
インタビューを書き起こした記事や動画がSNS上で拡散し、台湾の外交部は29日に「WHOは『台湾』と発声することさえできないのか。パンデミックへの対処には政治は別にすべきだ」などとツイート。
自民党の長島昭久衆院議員もツイッターで「最低だな。でも、WHOから外された台湾が、世界のどの国よりも感染拡大を阻止し得たのは誠に皮肉」と投稿した。
WHOをめぐっては、テドロス・アダノム事務局長の中国を持ち上げるような発言が目立つ。中国側も、WHOへ2000万ドル(約21億円)の寄付を表明するなど、両者は蜜月といえる。
アメリカのトランプ大統領は3月25日の記者会見で、「(WHOは)中国に肩入れしている」とWHOの立場を疑問視。署名サイト「Change.org」でも、「テドロス氏は客観的な調査や評価を全く行う事もなく、中国政府から報告されている死亡者、感染者数を鵜呑みにしています」として、テドロス・アダノム事務局長の辞任を求める動きがあり、30日現在で66万筆集まっている。