「彼と一緒にいたことは、私の人生の最高の時間でした」
生前、クエバス氏は米国の専門メディアの取材に対して、タイソンとの出会いを次のように語っていた。
「私は彼(タイソン)が13歳の時から知っていました。初めて彼に会った時、カス(カス・ダマト)は彼が世界チャンピオンになると私に言った。彼はとても小さくぽっちゃりしていたので、彼が世界チャンピオンになるために必要なものを持っているかどうか分かりませんでした。その上、彼は恥ずかしがり屋でいい子だったから」
アマチュア時代の幼きタイソンにアドバイスを送り続けたというクエバス氏。「恩師」の訃報に関して、タイソンは29日に自身のツイッターを更新し、次のようにコメントを投稿した。
「私たちはボクシングの世界で最高の人間のひとりを失いました。ネルソン・クエバスはコロナウイルスの合併症で亡くなりました。私のアマチュアのキャリアにおいて、彼と一緒にいたことは、私の人生の最高の時間でした」