「プレーの中に『武士道』を感じた」
山崎さんは、選手たちのプレーや所作の数々に「武士道」のような精神を感じたと言う。
「『自己犠牲の精神』というか、自分だけではなくて、相手のことを考えるスポーツじゃないですか。それが、すごく美しいな...って思っています。勝っても負けても相手を称える、ノーサイドの精神や、プレーでボールをつなぐために、誰かのサポートをしたり。自分のプレーを優先するよりも、誰かを助けるプレーをすることが、圧倒的に多いところが、すごく尊いなって思って」
そんな「勝利の女神」は、W杯の会場にも、足しげく通ってリポートを続けた。一方で、日本代表の司令塔を務めたSO田村優選手が2019年5月に開催された「楽天ガールズアワード」のランウエイを歩くことになった。普段、大勢の観客の中でプレーしている田村選手だが、ランウエイを歩くのは初めて。「試合は緊張しないんですけど...。ランウエイ、どうしたらいいんですか?」と聞く田村選手に、山崎さんは、
「1本の線を思い描いて、その上を歩いていく感じ...ですかね」
とアドバイス。結果、スーツに身を包んだ田村選手は「アウェイ」の難局を見事に乗り切った。このほか、W杯のイベントも数多くこなした山崎さんは、同番組での思い出について聞かれると、涙を浮かべながら、
「ラグビーW杯の熱狂を、皆さんと分かち合えたことです!」
この先もラグビーを応援し続けることを誓っていた。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)