中国、都市封鎖「解除」の陰で後遺症 武漢、湖北出身者への「警戒」消えず

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広東の電気使用量は7割弱

   予定されている4月8日の武漢封鎖の解除が実現すれば、中国では、その他の都市も含めて、さらに人の往来が盛んになる。すでに内陸部から沿海部に行くバスの運行は、どんどん始まっている。いつもと違うのは、他の省の封鎖を超える場合、手形のような大義名分が必要になるが、出稼ぎ労働者を載せたバスには一様に赤い横断幕を掲げて、内陸部から沿海部に行く労働者が乗っていることを堂々と明かしている。

   澎湃ニュースの3月26日の報道によると、広東の電気使用量は昨年比ではまだ7割弱しか回復していない。春節で一時帰省した労働者がなかなか沿海部に戻れないので、企業はまだフル稼働できない。各地方はそれぞれ孤立の状態になり、人々は地方の外に出られないし、出てもほかの地方に受け入れてもらえない。

   もちろん、1月23日からの武漢などを封鎖することによって、新型コロナウイルスはほぼ湖北の域を超えてその他の省に伝染していくことはなかった。

   ただ、封鎖を解いたといっても、湖北省の車まで通過を許しているわけではない。

   湖北省出身で、北京の行政機関、企業などで働いている30万人が、ほんとうに北京に戻れるのはどうしても4月8日以降になる。

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