「うつされたらどうしよう?」ではなく「うつすんじゃないか?」
その上で鈴木氏は、ストレスが少ない警戒の方法について教えてくれた。
「今回のウイルスは無症状者が多数いることが特徴。ですから、『うつされたらどうしよう?』を考えるのをやめて、『うつすんじゃないか?』と考えてみてください。『うつされたらどうしよう?』と考えた場合に比べてストレスが少ないのが分かるはずです。このように、『自分が犠牲になるのではないか?』という発想をやめることで、ずいぶんとストレスは小さくなります。それはすなわち、警戒心を長期間維持することに役立ちます」
また、家族や同僚や部下が「コロナ慣れ」してきたらどうやって戒めれば良いかについては、
「これらの人々が『今回ぐらい』『1度だけなら』という兆候を見せ始めたら、『うつすんじゃないか?』の発想を、是非、その方々に『うつして』あげてください。『うつすんじゃないか?』の発想は、それ自体が責任感を喚起するので、強力な戒めとなるでしょう」
と、その対処法を示してくれた。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)