韓国、中国、イタリアではウイルス感染者に臭覚障害が
日本野球機構(NPB)は、公式戦の開幕を4月24日に設定しており、ウイルスの感染防止対策に取り組みながらスケジュール調整を行っている。NPBでは選手のウイルス感染者はまだ確認されておらず、NPB選手がPCR検査を受けることを公表したのは藤浪が初めてで、検査の結果次第では公式戦スケジュールに大きな影響を及ぼす可能性がある。
新型コロナウイルスの感染者が臭覚や味覚を失ったというケースは世界各地でみられ、英国の耳鼻咽喉科学会は公式サイト上でレポートを公表。レポートによると、韓国、中国、イタリアにおいて新型コロナウイルス感染者の多くが臭覚障害を訴えているという。米プロバスケットボール(NBA)で初めてウイルスの陽性反応が確認されたジャズのルディ・ゴベールは自身のツイッター上で、一時的に臭覚を失っていたことを明かしている。
阪神は今後1週間、チームの練習を取りやめる方向で、この期間、選手、スタッフらは自宅待機となる。新型コロナウイルスの影響でプロ野球の公式戦開幕は当初の予定よりも大幅に遅れている。東京ではウイルス感染者が増加の傾向にあり、これに加えNPB選手にウイルス感染者が出る事態となれば、球界は大きな危機に直面することになる。