「マスク返して」豊川市要望に中国友好都市が対応へ 「恩を10倍返し」と中国大使館

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「停止していたマスク生産工場も稼働を再開しはじめている」

   豊川市が先に送ったマスクは4500枚だったが、今回新呉区が表明しているマスクの支援は5万枚という数。前出の広報は「地元の方々の気持ちの表れで、自分たちが深刻な感染に見舞われていた時に頂いた恩を、倍返し、10倍返しでお返ししたいということです」と説明した。

   豊川市ウェブサイトによると、新呉区の人口は約70万人で、豊川市の約3.8倍。逆に新呉区でマスク不足が起きないかとも懸念されるが、広報は「中国では感染状況が落ち着いてきています。今まで停止していたマスク生産工場も稼働を再開しはじめており、マスクなどの物資はこれまでより供給できるようになってきています」と話している。

   豊川市の企画部秘書課の担当者は25日昼の取材に対し、「新呉区からの支援については、担当同士で調整しているところです。マスクが現に発送されたかどうかは確認中です」とし、マスクが調達できた場合「高齢者施設や医療機関中心に配分していきたい」と話す。

   また、新呉区との支援については「3月中旬に新呉区から、『中国は感染状況が落ち着いてきたので、いま大変な日本に何か支援できることがあれば言ってほしい』という旨の連絡がありました。それで昨日の市長会見となりました」とやり取りを続けていたことも説明した。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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