本業にも刺激に
元気がない、と誤解され揶揄されることもありがちな家電業界の中で、何かやらなければという危機感を抱いていた甘利さんたち。「本業といいますか、普段の仕事を相対化して見る機会もあまりないので、刺激になります。仮に小さくても、まず成功事例を作り、それを引き金として、既存の事業のやり方に新しい展開のヒントを与えるような、そんな変化をもたらしたいです」(甘利さん)と語る。GCカタパルトの活動そのものだけではなく、元々本業としてきた既存事業に対するシナジーやメリットも意識しているようだ。
実用化に向けての課題は、技術の完成度の向上とサプライチェーンの確立だ。社内外で協力を仰ぎ、まずは地域を絞ってのモニタリング販売から始め、短期間での正式商品化を目指している。
「サロン側へのコスト・心理的負担を低減する為、ネイルランプはリースし、使用回数に応じて課金させていただくプランを考えています。また、将来的にはアプリとの連動によりハード面だけでなくソフト面でも様々な価値をユーザー、ネイリストの皆様に提供したいですね。大仰な言い方かもしれませんが、nafeeeを通じて、ユーザー、ネイリストがもっとネイルアートを楽しめるようになり、それが結果としてネイル産業や文化の振興に少しでも貢献することになれば、と考えています。」(甘利さん)
と、チームの意気はますます盛んだ。
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