日本ではK-1開催が波紋
ルンピニ・ボクシング・スタジアムでムエタイの試合を開催するプロモーターは、ボクシングのプロモーターを兼務していることが多く、金平会長と親交のあるタイの大物プロモーターも数多くの興行を手掛けているという。金平会長によると、ルンピニのプロモーターは以前から海外からの観光客誘致に積極的だったという。
「ルンピニは10年以上前から海外の観光客の誘致に取り組んでいました。プロモーターは観光客用のシートを作り、日本や欧米から多くの観光客がスタジアムを訪れていました。当時から観光名所となっていましたし、今でも海外から多くの観光客が足を運んでいると思います。スタジアムでこれだけ感染者が出ていますので、海外からの観光客に感染者が出ていないか心配ですね」(金平会長)
国内では22日にさいたまスーパーアリーナで格闘技イベント「K-1 WORLD GP」が開催され、主催者発表によると6500人の観客が会場を訪れた。政府と埼玉県は主催者に対して事前に開催の自粛を要請したものの、主催者が大会の開催に踏み切ったことで波紋を広げた。また、4月末までの国内での興行を自粛している日本プロボクシング協会は、5月以降の通常開催を目指して準備を進めている。