「仕入れ値に対する販売価格は不当ではない」
イズミヤの広報は23日、J-CASTニュースの取材に対し、「全店舗ではありませんが、大型店を中心にいくつかの店舗でこちらの商品は販売しています」と話す。全店合計で約2000パックを、19日に販売開始した。
先のとおり、3980円という価格は高額すぎないかと指摘されているが、価格設定の背景について「こちらの商品は、以前は販売していませんでした」としてこう話している。
「新型コロナウイルスによる需要の高まりで、このところマスクをお探しのお客様が多くいらっしゃいます。そのニーズに対応するため、新しい取引先様から仕入れて販売を始めたという経緯があります。
販売価格については、新型コロナウイルスの影響で原料不足や原料費高騰が起きている関係で、どうしても仕入れ値が上がってしまいます。仕入れ値と販売価格を照らし合わせておりますが、仕入れ値に対する販売価格は、決して不当な額ではございませんでした。マスクをお買い求めになるお客様が数多くいらっしゃいますので、販売に踏み切りました」
関西の卸業者から仕入れたもので、海外工場で製造されたものだという。顧客からは「さまざまな意見を頂戴しています」とするも、「『価格が高い』というお声もありますし、『マスクを販売してくれてありがとうございます』というお声もいただいています」と感謝の言葉も少なくない。販売している約2000パックが売り切れた場合、再び仕入れるかどうかは分からないという。