2021年なら競泳・陸上の世界選手権と「かぶる」
2020年東京五輪は7月24日の金曜日に開幕し、8月9日の日曜日に閉幕を予定している。1年後にスライドした場合、7月下旬の金曜日開幕でスケジュールを組めば、7月23日開幕の8月8日閉幕となる。この五輪スケジュールに対して、世界のスポーツカレンダーはどのようになっているのか。
2021年の7月16日から福岡県で競泳の世界選手権が予定され、大会は8月1日まで続く。8月6日から15日までは、米オレゴン州で陸上の世界選手権が開催される。米国内で人気のある競泳、陸上の世界選手権が五輪スケジュールとかぶることになり、大会を1カ月前倒しても、サッカーの欧州選手権、南米選手権(ともに6月11日~7月11日)とかぶってしまう。
米放送大手NBCがIOCに巨額の放映権料を支払っているため、米国の人気スポーツであるアメリカンフットボール、バスケットボール、野球のメジャーリーグのプレーオフと重なる秋の開催は現実的ではない。一方で、競泳、陸上の世界選手権のスケジュールを動かすこともまた困難だろう。