いきものがかり水野「電通さんは絡んでない」
なお炎上状態となった完結翌日の21日、きくちさんと「いきものがかり」水野良樹さんが、ツイッターライブで「100日後に死ぬワニ」の舞台裏を語った。水野さんは「『電通案件』なんて出てますけど、大きな誤解で、電通さんは絡んでない」とネットの噂をキッパリ否定。「電通さんが、プロジェクトの仕組み(に関わっている)とか、壮大な企画があって、何か月も前から巨大組織がいろいろな手を使っていろんな人を集めて、僕らも『いきもの』だからってことでやってるんじゃないかとか、そういう壮大なプロジェクトではない。電通さんは入ってない」とした。
きくちさん自身も「本当に何もしてないです」と重ねて否定し、「僕が個人的に始めて、メッセージを込めて、みんなにいろんなことを考えてほしい思いでワニの話を描きました。それにいろんな人が共感してくれて、仲間ができて、盛り上げてくれて、僕は感謝しかないです。裏ででかいことになってるんだろとか言われるのは悲しいなと思うけど、たくさんの人に見てもらえたから、それがまず嬉しいなと思います」と率直な心境を述べた。
きくちさんが「100日後に死ぬワニ」を描き始めたのは、20歳の時に「産まれた時から一緒にいた友達が事故に遭った」ことがきっかけと明かす。友達からの遊びの誘いを断った後、その友達は事故に遭い、その後きくちさんは「終わり」を意識して生活するようになった。「限りある時間の中で生きているわけで、周りにいる人を大事にして、一緒にいる時間を大切にしてほしいと、そういうメッセージを伝えられたらいいかなと思って、始めたのがこのワニの話です」と涙ながらに語っている。事故に遭った友達や自身の経験が盛り込まれているという。