高輪ゲートウェイ駅のAI、なぜ「女はアニメ、男はリアル」? JR東に意図を聞いた

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「製造元が違う2台を置いて、利用しやすい装置を選ぶため」

   まず「女性駅員」サイネージを試してみると、プライベートな質問にもきちんと答えた。ネット上に投稿された画像では、年齢にも「今年で21歳です!」と答えるなどしていたというが、記者の質問には、多くが「お仕事に関係する質問へお答えしたいです!」との返事だった。

   一方、「男性駅員」も、プライベートな質問に答え、ネット画像と同様に、「去年の7月に生まれました」などと記者の質問に答えた。なぜ女性駅員は返事が変わったのかははっきりしないが、こうした質問が多くて、AIが学習した可能性もあるかもしれない。

   なぜ男女で違うキャラにしたかについて、JR東日本の広報部は3月18日、J-CASTニュースの取材にこう説明した。

「2台は、そもそも製造元が違います。お客さまに試してもらって、利用しやすい装置を選ぶ試行導入で、たまたま置いただけです。男女のキャラをそれぞれ用意する意図はなく、結果として混在したということです」

   ジェンダーバイアスになるとの批判については、こう言う。

「そのようなご意見があることは承知しており、ご意見を踏まえて、お客さまのサービス向上に取り組みたいと考えています。お客さまの使用状況を見るため、当面は2台とも設置しますが、本導入のときにどうなるかはまだ分からないです」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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