2020年3月16日朝に生放送された「グッとラック!」(TBS系)について、「謎の欠席」をしたとして話題となっていたジャニーズ事務所のアイドルグループ「A.B.C-Z」の戸塚祥太さん(33)が同日午後、会員向けサイトのブログで原因が「寝坊」であるとして謝罪した。
戸塚さんは同番組に出演予定だったものの、同グループが出演するコーナーに終始姿を見せることはなく、そのまま同コーナーは終了。コーナーの最中には戸塚さんの携帯電話にマネージャが電話を行うも、「おかけになった電話番号は......」とのメッセージが流れるだけで連絡はつかず、このため、放送を見ていたファンからは戸塚さんの身を案じる声が出るなどしていた。
しかし、謝罪文では欠席の理由が単なる寝坊であると報告されたため、ファンには安堵の声が広がっている。あるツイッターアカウントは「ちょっと心配だったから戸塚くん無事で何よりです!」と、説明に納得したとのツイートを行っているほか、別のアカウントは「寝坊は一度は許される」と、今回に限るのであれば許すとの声も上がるなど大きな注目を集めているが、そんな中、一部のファンが「寝れてるってある意味安堵した」といった声を上げているアカウントもあるのだ。
「不思議な体内時計になっていましたね」
ファンたちが気にしている「眠れないイメージ」だが、そのような声が上がる原因になったとみられるのが、戸塚さんが2017年に参加した舞台「ディファイルド」の制作発表会見だ。同舞台で戸塚さんは俳優の勝村政信さん(56)とダブル主演を務めていたが、同会見で戸塚さんは、膨大なセリフを覚える際に苦労したことを公表。稽古開始直後はほとんどセリフが出てこない状況で、稽古の度に過度の緊張感を体に貯め込んでいたことを明かしたのだった。
さらに、戸塚さんは稽古が進むにつれて自らの体に現れた変調を吐露。いったん寝ても短時間で目が覚めるようになり、未明の2時に寝ても、早朝4時には目が覚めるようになったなどとしつつ、「不思議な体内時計になっていましたね」と、稽古中を振り返ったのだった。
どうやら、戸塚さんに「眠れないイメージ」が出てしまっていたのは当該の会見に起源がありそうだ。「不思議な体内時計」という言い回しが、いつの間にか、そうしたイメージに変わってしまっていたとするならば、ファンが戸塚さんの体調を慮るがゆえの「取り越し苦労」だったということになるだろう。その杞憂が今回の寝坊で解消したとしたら、正に「怪我の功名」である。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)