キャリタスが就活状況レポート発表 内定率微増もコロナ影響意識9割

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   就職サイト「キャリタス就活2021」を運営するディスコ(東京都文京区)は、就活状況についてのレポート(確報版)を2020年3月16日に発表した。

   レポートは2021年3月に卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)1393人を対象に、2020年3月1日時点での就職意識や就活準備状況について調査したもの。

   レポートによると、内定率は15.9%で、前年同期の13.9%を2.0ポイント上回る。ウェブセミナーを除いたセミナー・会社説明会の参加状況については、平均参加社数が4.0社で、就活早期化に伴い、前年同期の3.4社を上回ったという。また、ウェブセミナーの視聴経験率は69.5%(前年同期46.6%)で、ライブ配信の視聴社数が平均5.5社(前年同期4.7社)、オンデマンド配信の視聴社数は2.9社(前年同期2.6社)と、いずれも増加した。

   一方で、「今後の参加予定」は平均7.2社で、前年同期の9.4社から2.2社下回っている。新型コロナウイルス流行によりセミナーが中止・延期になるケースもあり、「学生側も今後何社に参加できるのか目途が立っていないのではないだろうか」とコメントしている。

   「新型コロナウイルス流行による自身の就職活動への影響」では「非常に影響を受ける」が61.6%で、「やや受ける」(28.9%)と合わせると90.5%となる。説明会の中止・延期に言及する声が多く、今後のスケジュールの見通しが立たないことへの焦りがみられ、「序盤から前年実績を上回る内定率をマークし、順調に見える就職戦線だが、状況次第では就職活動が停滞し、内定率が伸び悩んでくる可能性もある」としている。

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