巨人、連覇どころか... 勝率1割台でOP戦最下位、達川氏「Bクラスになると思う」

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   プロ野球の巨人は2020年3月15日、東京ドームで楽天と対戦し、3-7で敗れた。先発・田口麗斗投手(24)が5回途中8安打6失点で降板。主力級をスタメンに並べた打線は、8安打を放ったものの、楽天の投手陣から3点を奪うのがやっと。この日も投打がかみ合わず、オープン戦13試合勝ち星なしで、オープン戦最終戦を終えた。

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球団ワーストのOP戦9連敗...

   開幕ローテーションが期待される田口が、結果を残すことが出来なかった。初回、1死2塁から辰巳涼介外野手(23)にタイムリーを許して1失点。2回から4回までは無失点に抑えたものの、5回1死から5連打を浴びてKO。続く2番手・田原誠次投手(30)は、ゼラス・ウィーラー内野手(33)にレフト前に運ばれ、この回だけで5点を失った。

   巨人はオープン戦16試合で2勝10敗4分の最下位に沈んだ。2月23日の楽天戦での白星がオープン戦最後の勝利で、24日以降は引き分けをはさんで球団ワーストの9連敗。オープン戦とはいえ、勝率は2割に届かず.167に終わった。

   過去10年間、オープン戦で最下位となったチームは、公式戦ですべてBリーグに終わっている。そのうちオープン戦で2勝以下のチームはすべて公式戦最下位となっており、過去のデータを今年の巨人に当てはめると、リーグ連覇どころかAクラスも危うい状況にある。

「ちょっと本当に一大事ですね」

   野球評論家の達川光男氏は2020年3月15日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に生出演し、今シーズンの巨人の展望を予想。14日までにオープン戦の最下位が決定した巨人について、「僕はだいぶ見ましたが、今年はBクラスになると思います。ちょっと本当に一大事ですね」と語った。

   現在、巨人の開幕ローテーション候補は、エース菅野智之投手(30)、エンジェル・サンチェス投手(30)が確定的で、この2人に続く存在として田口、戸郷翔征投手(19)、桜井俊貴投手(26)らに期待がかかる。だが、戸郷は10日のソフトバンク戦で大炎上し、桜井はオープン戦で結果を残せていない。そしてこの日の田口だ。先発陣で明るい話題といえば、好調を維持する鍬原拓也投手(23)くらいだろう。

   リーグ連覇へ向けて原辰徳監督(61)は、春季キャンプからチーム内の競争力を高めるため積極的に若手を起用してきた。だが、せっかくチャンスを得た若手がここまで結果を残せていない。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公式戦が延期され時間に余裕はできたものの、開幕へ向けてクリアすべき課題は多い。

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