お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の蛍原徹さん(52)が2020年3月15日放送のトーク番組「ボクらの時代」(フジテレビ系)で、闇営業による謹慎中の相方・宮迫博之さん(49)が続けるYouTubeチャンネルに出演することは「ないね」と断言した。
YouTuberになることは許容している様子だが、そもそもインターネットをあまり見ないといい、宮迫さんのYouTube自体も「見たことない」と興味なさげ。一方で、かつてを振り返り、宮迫さんへの思いをにじませる場面もあった。
「YouTuber自体は別に、やろうがやるまいが、全然な」
「ボクらの時代」には蛍原さんと、「FUJIWARA」藤本敏史さん(49)、俳優・星田英利さん(48)の3人が出演。藤本さんから「(宮迫さんと)連絡取ってるんですか?」と聞かれた蛍原さんは、「ハハハ」と笑うも明確な返答はしなかった。
コンビ・雨上がり決死隊の今後についても「何も決まってないよ」と白紙状態だという。藤本さんが「逆に、蛍原さんが宮迫さんのYouTubeに出ることはあるんですか?」と尋ねたが、蛍原さんは「ないね」と即答。そこで「ネットニュースになってましたやん。蛍原さんは、(宮迫さんが)YouTuberになることはあんまりよく思ってない、みたいな感じになってましたよ」と胸中を聞き出そうとした藤本さんに、蛍原さんは、「ああそう。でもYouTuber自体は別に、やろうがやるまいが、全然な」と、YouTuber活動は受け入れている様子だ。
蛍原さんは、「ネットを基本見いひん人やから。スマホ開けただけで(ニュースのプッシュ通知などが)見える時あるやん。そこの情報だけや」と記事全文を読むこともあまりないとし、「見いひんな。だからYouTube見たことないし」と宮迫さんのYouTubeチャンネルもチェックしていないと明かす。
これに驚いたように藤本さんは「そうなんですか。でも(宮迫さんが)言うてましたよ。これは聞いてるでしょ。『蛍原さんの横に(戻りたい)』」と質問。蛍原さんは「それは知ってる。聞いた」と頷いた。宮迫さんは新規開設したブログで1月29日、テレビ復帰の目処がついていないとしながら、「でもいつか、蛍原さんの隣に戻りたい コンビに戻りたい この気持ちがあるから前に進みたいです」と相方への胸中を吐露している。
番組で星田さんが「気持ち的にはどういう感じなんですか?」と改めてコンビ再開について聞くと、蛍原さんは苦々しい顔で「なあ...迷惑しかかけてないからな。なかなかやっぱりさ...」と前向きにはなれないようだった。
「宮迫とコンビじゃなかったら...」
一方で、宮迫さんへの思いがにじむ場面もあった。今回出演した3人はいずれも、芸人として駆け出しの1990年代に組んだユニット「吉本印天然素材」の元メンバー。藤本さんが「お笑い芸人がダンスして何やってんねんとか、周りからの声もあったやん、批判みたいな」と当時を振り返ると、蛍原さんは「だから宮迫とコンビじゃなかったら、たぶんすぐに(ユニットから)抜けてたと思う」という。
芸人ながら1日8時間ダンス練習をした時期もあったといい、「ハゲたりしたでしょ、蛍原さん」(星田さん)、「円形脱毛症とか」(藤本さん)と聞かれ、蛍原さんは「できるよな、やっぱり」と苦労を思い返した。
それでも藤本さんは「天然素材時代はお金なかったやんか。今はお仕事も頂いて、お給料もそこそこ頂いてますけど、あの頃が一番楽しかったな、振り返ると。お金ないなりにね」、星田さんも「夢はしこたまあって、希望もあって、評価が気にならんと、みんな好きに自分たちが面白いと思うことに挑めてたよね」と充実した時間だったようだ。
すると、蛍原さんは思うところがあったのか「助けてくれ」と苦笑い。藤本さんが「助けますよ。やりたいですもん、また天然素材」、星田さんも「もちろん。年取ってからやり始めたらもっと面白い」と、激励するように言葉をかけていた。
宮迫さんに対して、どこか漂わせる素っ気なさの一方で、頼りにしていた部分を感じさせる蛍原さん。複雑な胸中の一端が明かされ、視聴者はツイッター上で、
「蛍原さんの心労はもうなんかあれだ、考えちゃ行けないんだろうな。あの人がどれだけ辛い立場だったか、見てりゃもう分かるし」
「蛍原さん宮迫さんのYouTubeには出ないのか...。それは賛成かも...。だってやっぱり再会はテレビの前がいいからなぁ...」
「芸人さんやから笑いに変えてはるけど、蛍原さん大変やったやろうなぁ」
「天然素材の頃の話の時に『宮迫が相方じゃなかったら辞めてた』って言ってたその言葉に蛍ちゃんの思いの全てが詰まってるなと思いました。どうでもよかったら解散してますよ?」
などと心中を推し量っていた。