「宮迫とコンビじゃなかったら...」
一方で、宮迫さんへの思いがにじむ場面もあった。今回出演した3人はいずれも、芸人として駆け出しの1990年代に組んだユニット「吉本印天然素材」の元メンバー。藤本さんが「お笑い芸人がダンスして何やってんねんとか、周りからの声もあったやん、批判みたいな」と当時を振り返ると、蛍原さんは「だから宮迫とコンビじゃなかったら、たぶんすぐに(ユニットから)抜けてたと思う」という。
芸人ながら1日8時間ダンス練習をした時期もあったといい、「ハゲたりしたでしょ、蛍原さん」(星田さん)、「円形脱毛症とか」(藤本さん)と聞かれ、蛍原さんは「できるよな、やっぱり」と苦労を思い返した。
それでも藤本さんは「天然素材時代はお金なかったやんか。今はお仕事も頂いて、お給料もそこそこ頂いてますけど、あの頃が一番楽しかったな、振り返ると。お金ないなりにね」、星田さんも「夢はしこたまあって、希望もあって、評価が気にならんと、みんな好きに自分たちが面白いと思うことに挑めてたよね」と充実した時間だったようだ。
すると、蛍原さんは思うところがあったのか「助けてくれ」と苦笑い。藤本さんが「助けますよ。やりたいですもん、また天然素材」、星田さんも「もちろん。年取ってからやり始めたらもっと面白い」と、激励するように言葉をかけていた。
宮迫さんに対して、どこか漂わせる素っ気なさの一方で、頼りにしていた部分を感じさせる蛍原さん。複雑な胸中の一端が明かされ、視聴者はツイッター上で、
「蛍原さんの心労はもうなんかあれだ、考えちゃ行けないんだろうな。あの人がどれだけ辛い立場だったか、見てりゃもう分かるし」
「蛍原さん宮迫さんのYouTubeには出ないのか...。それは賛成かも...。だってやっぱり再会はテレビの前がいいからなぁ...」
「芸人さんやから笑いに変えてはるけど、蛍原さん大変やったやろうなぁ」
「天然素材の頃の話の時に『宮迫が相方じゃなかったら辞めてた』って言ってたその言葉に蛍ちゃんの思いの全てが詰まってるなと思いました。どうでもよかったら解散してますよ?」
などと心中を推し量っていた。