実際の後継番組はご当地バラエティー
「万物創世記」は民放の教養番組としては珍しく、時に、「NHKスペシャル」かと見間違うような学術的な内容になることもあり、その制作コンセプトが視聴者に好まれていた。「ウイルス」の特集回を見ると、冒頭で「次々と出現する、新しきウイルスたち。果たして、人が彼らを克服する日は、やってくるのか」という硬派なナレーションが流れたかと思いきや、高精細なウイルスの電子顕微鏡の写真が差し挟まれるなど、番組の出だしを見ただけでも番組構成の丁寧さがひしひしと伝わってくる内容となっている。
もちろん、2020年4月からは同枠では全国のご当地ネタを扱うバラエティー番組「これって私だけ?」がスタートするため、同枠で「万物創世記」を放送することは不可能。とはいえ、ネット上には前述のもの以外にも、「たけしの家庭の医学 今月終了 うおおおおおおおおマジか、俺の医学への関心を醸成した番組が終了...」という声も続々。ということは、仮に同枠ではなかったとしても、たけしさんによる科学番組を期待する声は決して少なくないのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)