「常磐線全線再開」JR柏駅のアナウンスが感動的 SNSでは「涙が出そう」「みんなこの日を待っていた」

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   東日本大震災から9年ぶりに全線で運転再開したJR常磐線で、柏駅の男性駅員のアナウンスがツイッターに動画投稿され、感動的だと反響を呼んでいる。

   「間もなく、9年ぶりとなる仙台行きの特急列車が、この柏駅に到着いたします」。千葉県柏市内にあるJR柏駅では、2020年3月14日8時27分発の「特急ひたち3号」(仙台行き)が、アナウンスとともにホームに入ってきた。

  • アナウンスとともに入ってきた「特急ひたち3号」(写真は、おかじま@negima105さん投稿の動画から)
    アナウンスとともに入ってきた「特急ひたち3号」(写真は、おかじま@negima105さん投稿の動画から)
  • アナウンスとともに入ってきた「特急ひたち3号」(写真は、おかじま@negima105さん投稿の動画から)

「本当に、本当に...」駅員は、丁寧な口調で

   常磐線は震災後、復旧作業が難航していたが、避難指示もようやく解除され、福島県内の富岡―浪江駅間の20・8キロが開通した。これで、品川・上野―仙台駅間がつながり、3月14日に全線の運転が再開した。

   「おっ、来た!」。柏駅では、特急の雄姿を一目見ようと、大勢の鉄道ファンらもホームに集まった。

   男性駅員はアナウンスで、帰還困難区域の一部で避難指示が解除されたことから、9年ぶりに常磐線全線で運転を再開したことを告げたうえで、間もなく特急が到着することを伝えた。

   そして、特急が汽笛を鳴らしてホームに入ってくると、丁寧な口調で、こう切り出した。

「本当に、本当に、たいへん長らくお待たせをいたしました。また、このような状況の中、ご乗車いただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございます」

   ホームに入ってきた特急は、ほぼ満席だった。到着すると、鉄道ファンらが盛んにカメラのシャッターを切った。また、車内からホームにカメラを向ける乗客もいた。

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