安倍首相の「ぶら下がり」は50秒
経済対策にも言及。すでに産業界向けに40億シンガポールドル(3000億円)の経済対策を打ち出しているが、事態が進展していることから「さらに対応が必要かもしれないことは理解している」。ホテル、航空業界、サービス業、フリーランスの状況が特に深刻だとして、第2弾の経済対策を表明した。
一方、安倍晋三首相は2月29日に新型コロナウイルスについて記者会見したほか、WHOの宣言を受けて3月12日にぶら下がり取材に応じ、
「国内における対応については、国民の健康・命を守るためにあらゆる手立てを講じてきた。今後、警戒を緩めることなく必要な対策は躊躇(ちゅうちょ)なく決断して実行していく。感染の広がりを抑えていくために全力を尽くしていきたい」
などと述べた。発言時間は約50秒だった。3月14日にも記者会見をする予定で、発言が注目される。
安倍氏は東京五輪の開催が決まった13年9月のIOC(国際オリンピック委員会)総会で、
「福島について懸念を持つ人もいるかもしれないが、状況はコントロールされていると保証する(Let me assure you, the situation is under control.)」
と述べている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)