国内プロボクシングも新人王予選除き中止、延期に
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ボクシングの主要団体であるWBAとWBOが緊急声明を出した。WBAは公式サイトでヒルベルト・メンドーサ・ジュニア会長が世界中のプロモーターと興行主催者に向けて声明を発表。WHOと各国の衛生機関による勧告に従うよう呼び掛けている。また、WBOは公式サイトでプエルトリコが国家緊急事態にあることから国内の試合を2020年5月まで延期することを発表した。
日本国内のプロボクシングは、東日本新人王予選(4月5日・後楽園ホール)を除き、4月15日までのすべての興行が中止、延期となった。唯一開催される東日本新人王予選は無観客試合で行われる。
世界的にプロボクシングの興行が延期、中止の流れに傾くなか、米ラスベガスで予定される井上の王座統一戦は予定通り開催されるのか。日本のボクシングファンが待ち望むビッグマッチだが、状況は決して楽観視できない。