富士フイルムは銀イオンのスプレー
2019年11月に開かれた「上海輸入博」で、富士フイルムのブースを取材した時に、携帯電話用の抗菌フィルムを記念品としてもらい、今も使っている。
銀イオンの抗菌、抗ウイルスの機能はよく知られているが、富士フイルムはそれにアルコールを加え、持続的に菌を抑制できるティッシュとスプレーにして銀系抗菌製品を開発した。富士フイルム(中国)投資有限公司の製品担当者は、2年前に製品を中国科学院理化研究所と武漢大学ウイルス研究所等に提出して、抗菌・抗ウイルスの効果について測定してもらい、非常に高い抗菌、抗ウイルス機能が証明されたことを振り返りながら
「中国では抗菌意識が弱く、当初は市場喚起は難しかったですが、新型コロナが猛威を振るっている現在、品薄となり、超人気を得ている」
と語っている。
銀イオンを含む製品について、富士フイルムはラインナップを増やしている。