「運営がルール守らないでどうする」と批判相次ぐ
前出の参加者は、換金システムがよく分からないままアカウントを削除したため、お金は自らに入らなかったものの、取材にこうも訴えた。
「私が換金できて、私に多少のお金が入ったとしても、私を応援してくださった方々にお金が戻るわけではありません。私はお金欲しさに課金していただいたわけではないので、応援してくださった皆様にきっちり全額返金してほしいと思っています」
オーディションへの別の参加者は、ある期間で3位に入ったが、作品配信サイト「note」への投稿などによると、その後の1月29日にKARASTAの公式ツイッターにも投稿された主催者の告知を理由に、2次以降に進めなかった。KARASTA以外のアプリなどとの契約がある場合に相当したからだという。しかし、そのような告知は事前になかったとし、後で知らせるのはおかしいと不満を示し、アプリなどとの契約があっても2次に進めた人もいるとしてオーディションの不公平さも指摘している。
ほかの参加者やファンらからも、運営側への疑問や批判のツイートが相次ぎ、予選通過者を紹介したKARASTAのツイッターは、炎上状態になっている。
審査員特別推薦で応援がほとんどない人も選ばれたとして、「審査基準がわからない」「運営がルール守らないでどうする」「私たちは何の為に課金させられていたんだろうな」といった声が寄せられている。中には、最初から選びたい人がいたのではないか、とのうがった見方も出ていた。
ポニーキャニオン内のオーディション事務局は3月12日正午、「1次予選選考に関して事務局からのご説明」のタイトルで、今回の騒動を謝罪する文をオーディションサイト上に載せた。