明朝体で「和」→駅名の「ゲートウェイ」は?
「和のコンセプト」については、JR東が19年12月に発表した高輪ゲートウェイ駅の概要の中でも、「隈研吾氏をデザインアーキテクトに迎え、国際交流拠点の玄関口として、随所で『和』を感じられるデザインとしました」と説明されていた。今回、明朝体も「和」の一環であるという情報がネット上に伝わると、「『和』を強調するなら駅名からカタカナを外しては?」などと名前の「ゲートウェイ」がやり玉にあがることになった。
このような指摘について、JR東の広報は、
「ゲートウェイという名前をつけた理由には歴史的な背景があります。高輪はかつて大木戸(編注:江戸時代に国境・都市の出入り口に設けた関門)があり、多くの旅人でにぎわう江戸の玄関口の役割を果たしていた地域です。そうした背景からつけた名前ですので、横文字を用いたことをもって、和のコンセプトと不一致ということにはならないのではないかと考えています」
と話している。