のん、「第2の故郷」岩手とともに歩んだ7年 「『いらっしゃい』じゃなくて、『おかえり』」

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   東日本大震災から、2020年3月11日で丸9年を迎える。10年の節目も見えてくるなか、兵庫県出身の女優・のんさん(26)の「岩手愛」が止まらない。

   のんさんは2013年4月〜9月、東日本大震災前後の三陸地方を舞台にした連続テレビ小説「あまちゃん」で主人公・天野アキを演じた(当時は本名の能年玲奈で活動)。それ以降、岩手に寄り添い、また支えられ続けている彼女の7年間を振り返る。

  • のんさん(2017年2月撮影)
    のんさん(2017年2月撮影)
  • のんさん(2017年2月撮影)

架空の街「北三陸市」が舞台

   「あまちゃん」は、宮藤官九郎さん脚本。東京の下町と、岩手県久慈市周辺をモデルにした「北三陸市」を舞台に、海女とアイドルの二足のわらじを履くアキの成長物語となっている。

   劇中は08年から12年にかけての設定で、終盤には東日本大震災による津波で大打撃を受けた「北三陸市」の復興も描いた。驚いたときに出るフレーズ「じぇじぇじぇ」は、その年の「ユーキャン新語・流行語大賞」年間大賞に(他3語とともに受賞)。年末のNHK紅白歌合戦でドラマ特別編が放送されるなど、まさに社会現象と言える作品となった。

   その後、のんさんは映画「ホットロード」「海月姫(くらげひめ)」に主演するも、メディア露出は激減。15年には当時の所属事務所との契約トラブルが報じられ、16年に「のん」名義での活動を開始した。ファンが「干されたのではないか」と心配するなか、再出発を支えたのが、岩手の人々だった。

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