すでに「渋谷警察署に被害届」と説明
求人は9日ごろからSNS上で拡散し、同社の企業姿勢を疑問視する声が相次いだ。
その後ページは削除され、フュービックは10日、「加盟店に於ける求人サイトの一部内容において不適切な表現が掲載されており、世の中をお騒がせする事となってしまいましたこと、また多くの方に不快な思いをさせてしまいましたことを重ねてお詫び申し上げます」 と謝罪文を公式サイトで発表した。
発表によれば、第三者によりページを改ざんされ、メッセージは事実無根だと主張。威力業務妨害ならびに名誉毀損行為に当たるとして、10日付で渋谷警察署へ被害届を提出し、原因究明と改ざん者の特定を要請したと明かした。
同社に、(1)改ざん前の内容(2)不正アクセスを受けた可能性(3)応募者の個人情報流出の有無――などを尋ねたが、「新たな事実が明らかになり次第、随時、本ホームページにてご報告させていただきます」などと明確な回答は得られなかった。
一般的に可能性としては、エンゲージのID・パスワードを知る内部の人間の仕業か、パスワードの漏洩やセキュリティー上の脆弱性による不正アクセスが考えられる。
エン・ジャパン広報は取材に「回答は差し控える」と回答。公式サイトでは同日、「一部のSNSやネット記事にて、当社が運営するサービス『engage(エンゲージ)』への不正アクセスについて言及がありますが、不正アクセスやそれによる情報漏洩が発生した事実はありません」との声明が発表された。