女優・のんさん(26)が、2020年3月10日の「あさイチ」(NHK総合)に出演して、ツイッター上では、本名で旧芸名の「能年玲奈」が、日本のトレンドに入った。
改名後もNHKにはたびたび出演
のんさんは、能年玲奈時代の2013年4月〜9月、東日本大震災前後の三陸地方を舞台にした連続テレビ小説「あまちゃん」で主人公・天野アキを演じていた。その直後に放送される「あさイチ」では当時、キャスターによる「あま受け」コメントも人気となっていた。これらの「受け」は、キャスターが変わった後も、現在放送中の「スカーレット」まで引き継がれている。
能年さんは15年から16年にかけての事務所独立に関係して、本名から「のん」への改名を余儀なくされた。また、主演のアニメ映画「この世界の片隅に」(16年11月公開)がヒットするも、本人の知名度に比べてメディア露出は少なく、ファンからは「干されたのではないか」との心配の声が出ていた。
しかしNHKへは、改名後もたびたび、出演している。16年12月には「あさイチ」のスタジオゲストに登場。キャスターが現在の「博多華丸・大吉」と近江友里恵アナになってからも、19年8月にVTR出演している。
そんなのんさんが、20年3月10日の「あさイチ」に出演した。この日は「ハレトケキッチン」と題して、和食、中華、フレンチの料理人がタケノコを使ったメニューを披露。ゲストであるのんさんが食べるのだが、そこには独特の雰囲気があった。
「中華だ......」斬新な食レポ
まずは和食料理人が作った「若竹煮」。のんさんが箸でつまむと、お皿の外にぴゅるんと飛び出した。思わず博多華丸さんが「『じぇじぇじぇ』です、これは」とコメント。「じぇじぇじぇ」は、あまちゃんの作中において、岩手県北三陸地方で驚いたときに出る感嘆符とされているフレーズだ。
その後も、中華風の炒め物を食べると「中華だ......」。おひたしを口にすると、「スッキリして、すごいなんか......おいしい。おいしいです」。博多大吉さんも思わず「もう(感想は)聞かないですよ。お顔だけで十分かなぁと」とツッコんだ。
変わらぬマイペースぶりに、ツイッターでは好意的な声が寄せられ、10日午前には「能年玲奈」が「日本のトレンド」トップ10に入った。
「感想で『中華だ!!』はのんちゃんワールド(笑)」
「トレンドが #のん ではなく、#能年玲奈 なのがなんか嬉しい」
「試食でみんなから注目されすぎてタケノコ落としちゃったの微笑ましかった」
「26歳になったのんちゃんがものすごく可愛くて食レポがたどたどしくて癒し」
なお、のんさんの公式ツイッターでは、出演後に「生放送は大変!めちゃくちゃ緊張した〜! 皆さん見てくれましたか?」と報告している。
生放送は大変!めちゃくちゃ緊張した〜!
— のん official (@non_staffnews) March 10, 2020
皆さん見てくれましたか? のん#あさイチ pic.twitter.com/aSXZVUrbDS