フリーランス俳優の苦境 公演相次ぎ中止...休業補償あっても「先が見えない」

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「本業でなくアルバイトをする俳優が増える」

「母親として、子供を預けて9時―17時で働いても、1日7000円をもらっています。食費もかかるのに、ちょっと支援額が低い気がしますね。また、10万円の融資1回では、生活費にもなりません。公演中止後に、貯金を崩して生活する俳優さんらも多いですね」

   感染拡大で、仕事そのものも減っているとこの関係者は明かす。

「出演者が密着するドラマの合戦シーンは、感染者が出ると続けられないとして、撮影ができなくなっています。本当は見せ場なのに、ストーリーを変えていると聞いていますよ。そうしますと、俳優は、シーンごと出番がなくなってしまいます」

   ライブハウスなどでの芝居上演も、感染者が出た後にどう再開するか悩んでいるといい、上演しても客席がガラガラだという。

「ただでさえ、ドラマの制作費が削られて、登場人物も減らされており、仕事の数が減っています。本業では食べていけなくて、アルバイトをしている俳優さんも多いですが、ますますバイトの割合が増えるでしょうね。4月に入って状況が好転するとも限らず、先が見えない状態が続いています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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