千葉・熊谷市長「風説に惑わされず科学的知見に基づき、冷静に判断を」
千葉市の熊谷俊人市長も、3月7日朝に投じたツイートが話題だ。熊谷氏は隔年で市立千葉・市立稲毛高校の卒業式に出席しており、20年は市立稲毛の卒業式に出席予定だったが、式の規模を小さくするために出席を取りやめた。壇上で祝辞は読めなくなったが、ツイッターで高校生や保護者らに祝いの言葉を手向けた。政府の「休校要請」で、卒業生が仲間と過ごせる時間が短くなったことについても「残念に思う方も少なくないと思いますが、この経験を皆さんの明日に繋げて欲しいと願っています。風説に惑わされず科学的知見に基づき、冷静に判断することの重要性を忘れないで下さい」とエールを送った。
さらに、諸外国との関係や、多様性についても言及。2020年夏に東京五輪・パラリンピックが控えていることを念頭においているとみられる。
「国際化の進展により世界の出来事が私達の生活に密接に関係していることを知り、常に世界の情勢に目を向け、日本から世界へ何が貢献できるのか、考えることを忘れないで下さい」
「民族・肌の色・宗教・障害、性的自認・指向の違いなど、自分と立場や価値観の違う人がこの世界にたくさん居て、その違いが多様性と魅力を生み出していることを忘れないで下さい。違いを違和感と感じ拒絶するのではなく、新たな世界との出会いだと考えられる人であり続けて下さい」
一連のツイートには、「いつもきめ細やかな配慮、情報配信、柔軟な対応を感謝いたします」といった感謝も声が寄せられたほか、「幼稚園にも祝辞来てました。なんか嬉しかったです」、「祝辞頂きました、ありがとうございます」と祝辞を受け取ったとみられる人からも喜びの反応があった。