「68感染症指定医療機関に対して、まずは優先供給を行った」
6日のモーニングショーでは、厚労省のツイートを受け、同省に「取材」したという内容を紹介。スタジオに置かれたパネルには、5日夜に厚労省担当者から得たという回答が、このように書かれていた。
「『マスクの優先供給を行った』については言いすぎた表現 『行っている』『開始した』が正しい」
また、医師会などの「ルート」を活用した優先配布の仕組みについての回答は、
「訂正したい そんなことは国会でも言っていない」
「日本医師会 日本歯科医師会に協力してもらって、マスク配布の仕組みを医療関係者に広く知ってもらいたい というつもりで書いた」
と書かれていた。
厚労省ツイッターは6日のモーニングショー終了後、マスク供給について改めて発信したが、表現が変わった。「2月25日、厚生労働省の指示の下、メーカーと卸業者が協力して、医療機関の必要度に応じて、一定量の医療用マスクを優先的に供給する仕組みを作りました」とし、実際の供給実績をこう書いた。
「2月28日にサージカルマスク約41万枚を14自治体、サージカルマスク約18.8万枚を68感染症指定医療機関に対して、まずは優先供給を行ったところです」
5日の投稿では「感染症指定医療機関への医療用マスクの優先供給を行った」としていたが、6日の投稿では「68感染症指定医療機関に対して、まずは優先供給を行った」と限定的な言い方になった。そのうえで5日の投稿の真意を、やはり番組名をあげながらこう明かしている。
「3月4日午前8時からの『羽鳥慎一モーニングショー』の出演者から、『医療機関に配らなくてはだめ』とのコメントを受け、3月5日に、既に厚生労働省は医療機関に優先供給をする方針を自治体や医師会に明確にしていたので、この事実関係をお知らせしたところです」
これら一連の厚労省のツイートは、「首相官邸(災害・危機管理情報)」ツイッターがいずれもリツイートした。