従業員は自宅待機に
地元メディアの報道では、男は、警察の到着前に店を出てタクシーで帰宅していた。男は、翌日の3月5日、愛知県内の医療機関に搬送され、そのまま入院している。保健所ではその後、店の周辺をアルコール消毒する作業に追われた。
パブの店は、保健所から営業自粛を要請され、5日から休みに入った。濃厚接触者は、店の関係者を含めて数十人いるといい、従業員らは、保健所から自宅待機を求められている。
この男は、なぜこんな行為に及んだのだろうか。
前出のオーナー知人によると、男が店に来ると酒癖が悪く暴れるため、店は店内に防犯カメラを設置するなどしていた。知人は、その嫌がらせではないかとオーナーから聞いたそうだ。オーナーは、男が店に来る前に、女性従業員に「休んでくれ」と言って家に帰すような配慮もしていたという。
「うちの店には、10年ほど前に2、3回来たことがありますが、この男は、何か気に入らないと、大きな声を張り上げていましたね。お連れさんの男性客といつも一緒で、男が荒っぽくなると、この男性客が止めてくれていましたが」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)