またラグビー選手が違法薬物で逮捕 日野自動車ラグビー部、無期限の活動自粛

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   日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は2020年3月5日、トップリーグ(TL)に所属する日野自動車ラグビー部(チーム名=日野レッドドルフィンズ)の部員が違法薬物を使用した疑いで4日に逮捕されたと発表した。

  • 日野レッドドルフィンズは「弊部部員の不祥事のお詫び」との題で、ホームページおよびSNSを一時閉鎖することを発表した
    日野レッドドルフィンズは「弊部部員の不祥事のお詫び」との題で、ホームページおよびSNSを一時閉鎖することを発表した
  • 日野レッドドルフィンズは「弊部部員の不祥事のお詫び」との題で、ホームページおよびSNSを一時閉鎖することを発表した

JRFU森会長「誠に遺憾...」

   日野レッドドルフィンズは5日、TLを通じ、

「このたび、日野自動車ラグビー部(チーム名:日野レッドドルフィンズ)の部員が、違法薬物使用容疑により3月4日に逮捕されました。
重大な法令違反により逮捕されたことに対し、深くお詫び申し上げます。また、日頃より日野レッドドルフィンズを応援してくださるファンの皆さま、ご支援いただいている多くの関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけいたしましたことに深くお詫び申し上げます。
今後の警察の捜査に全面的に協力していくとともに、当該部員につきましては、捜査の状況を踏まえ厳正に対処してまいります。
今回の事態をチームとして厳粛に受け止め、日野レッドドルフィンズは今後の活動を無期限に自粛いたします(後略)」

とのコメントを発表した。

   逮捕された部員の氏名、違法薬物が何なのかについては言及されていないが、チームについて「活動を無期限に自粛」するとしている。また同チームの公式ホームページでも、5日夕方時点で、

「当面の間、全ての活動を自粛し、日野レッドドルフィンズのホームページおよびSNSを一時閉鎖させていただきます。ご理解の程、何卒よろしくお願いいたします」

と記されていた。

   これに続いて、JRFUの森重隆会長もコメントを発表した。

「ジャパンラグビートップリーグの日野レッドドルフィンズ所属の選手が、違法薬物使用容疑で逮捕されたことは誠に遺憾です。昨年のトップリーグの選手による薬物問題発生後、トップリーグの全16チームにコンプライアンスの責任者としてインテグリテイオフィサー(原文ママ)を設置し、インテグリティ(編注:誠実さ)の徹底的な追求に取り組んでおり、コンプライアンス遵守の重要性を伝えてきましたが、このような問題が再度、発生したことは大変残念です。今一度、全ての所属チームや関係者に対して、コンプライアンスの遵守を徹底して行うように指導して参ります」

トヨタ自動車、日本大に続いて...

   ラグビー界では「W杯2019日本大会」開幕直前の2019年6月、同じくTLのトヨタ自動車に所属する部員2人が麻薬取締法違反の疑いで相次ぎ逮捕された(のち、いずれも1審で執行猶予付きの有罪判決)。また20年1月には、日本大ラグビー部員が大麻取締法違反の容疑で逮捕され(のちに起訴)、同部は「活動を無期限停止」とした。

   新型コロナウイルスの影響で、TLも「リーグ戦延期」を余儀なくされている中での不祥事。JRFUも「コンプライアンス遵守」をかかげ、大いに盛り上がった「2019W杯日本大会」の人気をそのまま引き継いでいこうとしているだけに、影響は大きい。

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