消費税率「下がったからといって下がった分消費をするというものではない」
枝野氏は2月16日に開かれた党大会にあたる「立憲フェス」で、
「難しいのは、上げれば消費にマイナスの影響を与えるのは確かだが、下げたら消費にプラスの影響を与えるかというと、必ずしもそうではない。上がることは、みんなそのことで消費を控えるが、下がったからといって下がった分消費をするというものではない。これはかなりはっきりしている」
などと消費減税の効果を疑問視した。枝野氏は今回の会見で、消費税に対する考え方は立憲フェスの時点から変わらないと説明している。
消費税をめぐり、枝野氏が珍しく声が荒らげる場面もあった。消費税率の10%への引き上げは、2012年の民主党・野田政権で結ばれた、民主・自民・公明による「3党合意」で事実上決まったという経緯がある。このことを念頭に、ある記者は消費税増税について「菅さん、野田さん、そして枝野さんが中心になっている」と質問。枝野氏は
「申し訳ありませんけれども、中心ではない。私は閣僚の一人として責任の一端は私にもある。しかし中心と言われたら、本当に中心になって一生懸命やられた方に失礼です!一生懸命やられた方が沢山いるのを知っています。深夜まで会議をやられたり、一生懸命党の内部をまとめたり...。国会審議にあたって真剣にやられた方が沢山います。その方に失礼です!私を中心なんて」
などと強く反発した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)