週刊文春の最新号(2020年3月12日号、5日発売)で妻が弟子と不倫関係にあると報じられた落語家の立川志らくさん(56)が5日、自身が司会を務める生放送番組「グッとラック!」(TBS系)に出演。この中で志らくさんは離婚の可能性について、「1億%ございません」と否定した。
自ら妻の不貞について自らが司会を務める番組で語るという、それこそ、「セルフ公開処刑」とでも言うべき状況であったにもかかわらず、志らくさんの語り口はいつものように実に飄々としたもの。他の出演者との雑談なども含めてその時間は約2分で、それが終わると、番組はいつものように進行していった。
「志らくがええゆーてんねんからほっといたれ」
これを見た視聴者の反応は、志らくさんが不倫を行ったわけではないため当然と言えば当然だが、実に冷静な意見が多いのが特徴だ。あるツイッターアカウントは、「志らく 番組で離婚1億%ない。・・今日のネタ」と、知り合いとの雑談にうってつけだとする考えをツイート。別のアカウントも「そうそう 志らくがええゆーてんねんからほっといたれ」と、実に「中立的」だ。
ただ、これらの声に交じって、「神田伯山、喜ぶネタできたな」「志らくの件、確実に神田伯山が問わず語りでネタにするだろうな」と、講談師の神田伯山さん(36)の名前を出しつつ志らくさんをイジる声が多いのも特徴的だ。神田さんといえば、2月に行われた「六代目神田伯山」襲名披露興行に志らくさんを招くなど交流があることで知られているが、その神田さんが自身のラジオである「問わず語りの神田伯山」(TBSラジオ)に出演する際に、志らくさんをイジれば、騒動の「鎮火」が早まるのではないかと期待する声は多い。実際、「志らく師匠については明日のラジオで神田伯山先生が触れてくれるはず」と、放送日である金曜日(6日)が近いことを意識しつつ、神田さんが志らくさんについて言及すべきとの声も上がっているほどだ。
ダウンタウンも志らくさんを助けられる!?
騒動が起きた際に、それを笑いに変えることが出来たならば、確かに、その「鎮火」は早い。そう考えると、志らくを救援できるのは神田さん以外にもいそうだ。ダウンタウンの2人だ。
志らくさんは2018年10月21日放送の「八方・陣内・方正の黄金列伝」(読売テレビ)で、ダウンタウンの2人について、「(以前、)ダウンタウンの番組に出て、私が毒を吐いたら、あの2人が全部ギャグに変えてくれた」と、自らをうまい具合に扱ってくれたと絶賛。その結果、それをきっかけにテレビへの出演機会が急増したと明かしたのだ。
時に過激になる自らの発言を笑いに変えてくれたダウンタウンへのリスペクトの念と、自らとの相性が良いのではないかとの志らくさんの思いが入り混じった発言には当時の視聴者から共感の声が上がっており、的確な自己分析だったと言えよう。そうなると、今回の騒動は「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)の「本音でハシゴ酒」における、良い酒の肴になるのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)