春のセンバツ「無観客」で準備も...決行なら大幅赤字 リミットは「自粛最終日」に

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昨年の大会の収入は約3億3000万円

   大会が無観客で開催された場合、感染拡大を防止するため開会式のリハーサルをはじめ、キャプテントーク、責任教師・監督会議、キャプテン研修会などが実施されず、16日の甲子園練習も中止となる。

   昨年の第91回大会の大会収支は、主催者である毎日新聞社と日本高野連によると、入場料が3億2828万1435円で、物品販売等の収入は394万7949円だった。収入の合計は3億3222万9384円にのぼり、これに対して支出の合計は2億4148万8313円だった。無観客での開催となれば、入場料、物品販売の収入が見込めず、例年通り出場選手費、本部運営費などの支出があるため、大きな赤字が見込まれる。

   野球以外の高校選抜大会をはじめ、中学生による全国規模の大会も中止に追いやられている。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなか、主催者は中止を視野に入れつつも、現段階では無観客の準備を進めていくという。今後、感染状況がどのような方向へ向かっていくか分からないが、大会運営費も含めてクリアにしていく課題は多いだろう。

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