新型コロナウイルスをめぐる問題が続く中、「緊急事態宣言」を発令した北海道知事・鈴木直道氏(38)が中国、及び台湾で大きな話題を呼んでいる。
記者会見での姿が「日本のドラマみたい」
台湾の大手ニュース番組「三立新聞台」は、まず2020年2月27日に鈴木氏が今後の対策について記者会見を行った際の「結果が全て」「責任は負います」という言葉をピックアップして報道。翌28日、緊急事態宣言を発令したことも大きなニュースとして取り扱い、「もう以前の日本とは違う」「覇気がある」と評価した。
そのニュースの中で、鈴木氏がマスクをし、フリップを持つ姿に台湾や中国のネット民は騒然。ツイッターやWeibo(中国版ツイッター)には「イケメンがいる」「これは日本ドラマか?」「騒動が収まったら俳優デビューでもするのかな?」「少女漫画だわ」といった声が多数集まった。
「外出自粛?するする~!」
続いて、各大手ニュースサイトがこの「イケメン騒動」に関する記事を執筆。ネット版「三立新聞網」も例外ではなく、「『かっこよすぎて何でも言うこと聞きたくなっちゃうね!外出自粛?するする~!』『マスクしたらもっとカッコイイ』『まつげ長い!』といった女性ファンのコメントに、男性ネット民はあきれ顔。想像力が豊富すぎるという意見も集まっています」と紹介している。
また、81年生まれの鈴木氏を「政治家としては若いが、人の心を動かす力がある」と評価した上で、東京都衛生局(のちの東京都福祉保健局)出身というキャリアを振り返り、「彼の経歴が存分に生かせる舞台が用意された。鈴木直道の大きな挑戦は、北海道を救うのだろうか。中国、台湾のみならず、世界中が注目している」と締めくくった。
現在も中華圏のSNSでは鈴木氏の写真と共に「イケメンだ」とコメントするファンが絶えない。人気は鰻登りのようだ。
(フリーライター 室園亜子)